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2012年が北朝鮮にとって、深刻な危機の年になる可能性があるとの専門家分析が出された。

統一研究院統一政策研究センターのチョ・ハンボム上級研究員は9日、「2012年 北朝鮮の危機の可能性」という分析で、「金正恩体制の定着何如に関わらず、北朝鮮社会の亀裂に対する適切な対策が提示されない場合、2012年に新たな次元の危機に発展する可能性がある」と明らかにした。

「北朝鮮当局は、これまで政治的な象徴性が高い2012年を暗黙的に『希望の年』として提示し、忍耐と努力を強要してきた。これは住民に新たな希望の提示という肯定的な機能と同時に、希望が挫折した場合に爆発的な抵抗の可能性を内包している」と説明した。

同研究員は、リスクが高まる理由として▲貨幣改革の失敗▲苦難の行軍による指導者のカリスマの不在▲携帯電話加入者の増加による情報普及の可能性などを挙げた。

これにより「食糧難に起因する民衆蜂起などの危機発生の可能性が存在し、強硬派の勢力拡大に応じて、深刻な流血事態も予想される」と分析した。

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「北朝鮮の危機の深刻化は権力闘争に加えて、北朝鮮の武力挑発を引き起こす可能性がある為、対策が必要だ。北朝鮮の武力挑発は、偶発的な形を装った軍事境界線付近での陸上での挑発、攻撃の主体があいまいな形のテロなど、より刺激的な方法を取る可能性があり、警戒しなければならない」とし、常時的な対策作りが必要だと力説した。

特に「昨年にジャスミン革命を経験した国々は、権力システムの相対的な安定性と対外的な外交・安保能力を保有したにもかかわらず、執権体制の崩壊を防げなかった。2012年の北朝鮮の内部状況を注視する必要があり、特に、北朝鮮で進行されている社会の内的亀裂に注目しなければならないだろう」と分析した。