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北朝鮮外務省は1日、金剛山観光地区問題と関連し韓国現代グループの会長が北朝鮮訪問を希望していることについて「検討してみる意向もない」とする局長談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

北朝鮮は韓国との関係が悪化する中、南北経済協力の観光事業に使われてきた「海金剛ホテル」など現代側の施設を無断で撤去している。

こうした問題を受け、現代グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長は金剛山観光事業を推進した夫の故鄭夢憲(チョン・モンホン)元会長の死去から20年となるのに合わせ、8月の訪朝を推進していると韓国で報道された。韓国政府は、玄会長の北朝鮮側との接触を許可する方針とされる。

これに対し、キム・ソンイル局長名で発表された談話は「南朝鮮のいかなる人士の訪問意向について通報を受けたことがなく、知ってもおらず、また検討してみる意向もない」と表明。

「南朝鮮のいかなる人士の入国も許可できない」としながら、「これらの原則と方針は、不変であり、今後も維持される」と強調した。