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北朝鮮の李炳哲(リ・ビョンチョル)朝鮮人民軍(北朝鮮軍)元帥(朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員、党中央委員会書記、党中央軍事委員会副委員長)が17日、朝鮮中央通信社を通じて米国に対する警告文を発表した。

警告は、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射をめぐる米国をはじめとする国連の対応や、米韓合同軍事演習に対するものとなっている。

李氏は、「われわれの新型戦略兵器の開発は徹頭徹尾、米国の増大する軍事的脅威と展望的な地域の安全上の懸念から朝鮮民主主義人民共和国を守り、戦争を抑止し、平和的人民の生と未来を防衛するための合法的な自衛力強化措置である」とミサイル発射実験を正当化した。

また、「米国と南朝鮮かいらい逆徒は何らかの言葉によっても弁解することができず、それ以上より明白にできない『平壌占領』と『斬首作戦』『政権の終焉』という最も敵対的で侵略的性格が濃い表現で妄言を並べ立てて、われわれに対する核先制打撃と全面戦争を想定した大規模合同軍事演習を絶えず連続的に行ったし、来たる6月にはまたもや南朝鮮地域で歴代最大規模の『連合合同火力撃滅訓練』なるものを強行して情勢を一層爆発直前に向かわせようと企んでいる」と米韓合同軍事演習を非難した。

一方、「国連安保理が朝鮮半島の情勢悪化の主犯である米国に対しては憂慮さえ示さず、われわれの合法的な自衛権行使だけをまた問題視しようとするのは、明白な二重基準であり、わが主権に対する重大な冒瀆である」と国連を批判した。

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そのうえで、「もし、米国がわれわれの重なる警告を無視して、朝鮮半島の安全環境を引き続き危うくする行為を続けるなら、より明白な安保危機と克服不能の脅威を感じられるように、われわれは必要な行動的措置を取っていくであろう」と強調した。