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[国連 20日 ロイター] – 国連安全保障理事会は20日、北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射を受けて緊急会合を開いた。米国はミサイル発射を非難すると同時に北朝鮮に外交的関与を促すことを提案し、安保理がこの問題に対応できていないのは危険だと警鐘を鳴らした。

中国とロシアは北朝鮮にさらに圧力をかけるのは非建設的だとし、安保理による追加措置に反対している。

トーマスグリーンフィールド米国連大使は、北朝鮮を擁護する者は「アジアや世界全体を紛争リスクにさらすことになる」と警告。「安保理の無策は恥ずべきことである以上に危険だ」とし、北朝鮮の行動を非難し外交を促す議長声明の採択を提案した。議長声明は決議より1段階低いが、全会一致の承認が必要。

安保理は2017年12月に北朝鮮の弾道ミサイル・核兵器開発計画を巡る制裁強化の決議を採択して以来、同国に対し行動できていない。

中国の戴兵国連次席大使は、度重なる安保理会合開催や追加制裁の呼びかけは緊張緩和に向けた建設的な役割を果たさず、問題解決に資する新たな案をもたらさないと批判。

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制裁だけを追求しても行き詰まるだけだとし、「中国は(朝鮮)半島の混乱ではなく安定を純粋に望んでいる。全当事者が冷静さと自制を保つよう求める」と述べた。