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北朝鮮が米国への攻撃が可能な移動式大陸間弾道ミサイル(ICBM)を開発していると、ワシントンタイムズ(WT)が複数の米国の役人を引用して5日(現地時間)報道した。

同紙によると、先月中旬に開かれた米下院・軍事委員会戦略軍小委員会の非公開ブリーフィングで、北朝鮮のミサイル開発と関連した新たな情報が公開され、委員らがパネッタ国防長官に書簡で懸念を伝えたという。

書簡では北朝鮮について直接的に言及はしなかったが、外国の長距離弾道ミサイルの開発、特に、米国を攻撃可能なミサイル開発に懸念を表明した。

ボスワース米国務省対北政策特別代表は7月、ニューヨークで開かれた第1回米朝高位級会談で金桂冠(キム・ゲカン)外務省第1次官に移動式大陸間弾道ミサイル開発中断を要求している。

ゲーツ前国防長官は今年6月、シンガポールのアジア安全保障会議で「北朝鮮のミサイルプログラムは、米国への直接の脅威。特に、彼らが開発している移動式大陸間弾道ミサイルは大きな問題だ」と明らかにしている。

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米情報当局は、北朝鮮の移動式大陸間弾道ミサイルは「ムスダン」と呼ばれる中距離弾道ミサイル(IRBM)の改良型の可能性が高いとみている。移動型ミサイルはレーダーでの位置追跡が難しく、従来のミサイルよりもはるかに早く発射することができる。