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北朝鮮の朝鮮人民軍(北朝鮮軍)参謀部は7日、米韓両空軍による空中合同軍事演習「ビジラント・ストーム」に対抗して軍事作戦を行ったと発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

ビジラント・ストームは10月31日から5日まで行われた。2017年以来、約5年ぶりとなる大規模軍事演習で、約240機の戦闘機が参加した。当初は11月4日までの予定だったが、北朝鮮が3日に長距離弾道ミサイル(ICBM)を発射したことを受け、延長を決定した。

北朝鮮軍参謀部は、米韓軍の動きに対して「わが国家を直接的な目標として狙った侵略的性格が極めて濃い危険な戦争演習である。侵略的な軍事訓練を大々的に繰り広げている米国と南朝鮮の挑戦的な最近の全ての動きは、黙過して許すことのできない行為である」と強調した。

参謀部は、11月2日から5日まで「対応軍事作戦を断行した」とし、第1日目に「戦術弾道ミサイル4発」「23発の地対空ミサイル」「2発の戦略巡航ミサイル」で「報復打撃を加えた」とし、第2日目に「超大型ロケット砲弾と各種戦術弾道ミサイル5発、46発の長距離ロケット砲弾を東海上に発射した」と述べた。

米韓合同軍事演習「ビジラント・ストーム」に対応して行った朝鮮人民軍の軍事作戦(2022年11月7日付朝鮮中央通信)
米韓合同軍事演習「ビジラント・ストーム」に対応して行った朝鮮人民軍の軍事作戦(2022年11月7日付朝鮮中央通信)

第3日目には「3時間47分にわたって500機の各種戦闘機を動員した空軍の大規模な総戦闘出動作戦が行われた」とし、第4日目に「戦術弾道ミサイル2発と超大型ロケット砲弾2発を再び発射した」と明らかにした。

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参謀部は、「全ての対応軍事作戦は、計画された目的を成功裏に達成し、わが軍隊の高度の作戦遂行能力が満足に評価された」と述べた。

そのうえで、「敵のあらゆる反朝鮮戦争演習に持続的かつ断固たる、圧倒的な実践的軍事措置によって対応していくことを今一度宣明する」と警告した。