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2012年11月に実施される米大統領選挙で共和党の大統領有力候補のミット・ロムニー氏が当選する場合、対北包容政策が推進されるとの見通しが提起された。しかし、共和党の他の候補者の場合には、強硬な対立的な対北政策を駆使する可能性が高いと指摘された。

米シンクタンクのケイトー研究所(CATO)のベンドウ博士は28日、国家安全保障戦略研究所の主催で新羅ホテルで開かれた国際学術会議「2012年北東アジアの主要国のリーダーシップの変動と北核」で、共和党の大統領候補者の傾向を説明しながら、このように述べた。

「共和党からは誰が大統領になっても関係なく、(対北政策を)より急進的な方向に推し進めるだろう」と予想した。

また「共和党の候補者は具体的な解決策では非常に弱いのに対し、米国の防衛システムの再建と敵国への決意を見せると公約している。共和党の大統領は、強硬な対立(対北)の立場を取る可能性が高い」と評価した。

続いて「多くの韓国人が北朝鮮を抑止するために、米国の戦術核兵器を韓国への再配置を提案してきたが、核兵器廃絶を唱えてきたオバマ政権はこれを受け入れる事は容易ではなかった。しかし、北朝鮮などの敵国への強硬姿勢を強調した共和党の大統領は、韓国に戦術核兵器を再導入する可能性が高いだろう」と付け加えた。

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具体的には、共和党の大統領候補のリック・ペリー氏、ミシェル・バックマン氏が北朝鮮との交渉を拒否し、孤立させるとの見通しを示した。

また、ニュート・ギングリッチ氏については「彼は北朝鮮に対して、旧ソ連を崩壊させる為に施行されたレーガン、サッチャー、教皇ヨハネパウロ3世のすべての手法を動員すると述べている」と紹介した。

しかし、共和党の有力大統領候補のミット・ロムニー氏は、ある程度は北との交渉を行う人物と評価した。同氏は対北強硬派だが、対北包容政策を駆使することができるという。

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「ロムニー氏は、米国の重大な脅威と潜在的な災害を長々と説明しているが、この問題に北朝鮮問題を含めていない。彼は中立的立場をとる可能性が高いと思われる」
と主張した。

また「実用的な人物として有名で、外交問題に実質的な専門知識や関心を見せていない。北朝鮮の場合、6カ国協議の再開、または両者会談を通じて、ある程度の受け入れを試みる事だろう」と説明した。

また、同博士は、2012年の米・韓の大統領選挙以降、両国間で対立の可能性があるとの懸念を浮?オた。

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米国の対北政策が韓国の大統領によって多くの影響を受けると評価し、「米国が対立的な立場を取るも韓国が包容拡大政策を取るなら米韓関係は難しくなり、対北政策が悪化するだろう」と展望した。