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北朝鮮当局は、国内で新型コロナウイルスの厳しい対策を行っているが、ルールが厳格に運用されているかを調べる抜き打ち検査も行っている。

咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋は、中央非常防疫指揮部の総合指導巡回グルパ(取り締まり班)が先月18日午前、慶源(キョンウォン)郡に突如としてやってきて、郡内の衛生防疫状態を確認するなどの集中的な検閲(監査)を行ったと伝えた。

6名からなるグルパは、朝鮮労働党中央委員会第8期第4回総会で示された防疫方針にのっとり、郡の衛生防疫事業進行計画書に基づいた1週間の衛生防疫実態を具体的に調査した。これは、「対策に水漏れが生じる慢性的な問題」を認識した内閣総理の批准のもとに行われたものだとのことだ。

グルパは咸鏡北道当局にも事前に知らせることなく、郡内の機関、住宅の衛生防疫実態を調査し、物質的、技術的防疫事業をいかに行ったかを記録した日誌をすべて確認するなど、下部組織から抜き打ち調査を始めた。

情報筋によると、彼らは、邑(郡の中心地)の機関、学校、住宅を訪れて調査を行った結果、防疫に必要な物資が皆無で、住民の警戒心も不足していると批判し、衛生防疫不合格のステッカーを貼って回った。見せしめにして、わざと恥をかかせる手法だろう。

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中国、ロシアとの国境に接する咸鏡北道をはじめ、国境沿いの地域は、ウイルスが侵入しうる経路として見られているようで、非常に厳しいコロナ対策の対象となっている。

(参考記事:北朝鮮でまたロックダウン…脱北者の密入国事件の続発で

抜き打ち調査が行われてようやく、咸鏡北道非常防疫指揮部と朝鮮労働党慶源郡委員会もそのことを知り、イルクン(幹部)が大慌てで、不合格のステッカーが貼られたところに出向いて対策を論議し、会議を行ったとのことだ。

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その結果、不合格のステッカーを貼られた箇所に対する衛生防疫状態の再点検に関する緊急対策を立て、咸鏡北道非常防疫指揮部が検閲を行った上で、中央非常防疫指揮部に報告することにした。

地元の党委員会は、念頭から大々的に批判されることになり、このような状態が1年中続くかもしれないと縮こまっているとのことだ。

グルパは、道内の全域で同様の抜き打ち調査を行っており、各市や郡のイルクンは、いつ彼らが現れるかわからないと緊張を緩められずにいると、情報筋は伝えた。

(参考記事:「発熱患者が出たら重罰」北朝鮮、謎の医療システムを導入

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