ロシアを訪問中の金正日が、メドベージェフ大統領との首脳会談の予定地のウラン・ウデに午前9時（現地時間）に特別列車便で到着した。

金正日は到着後、プラットフォームで待ち受けていた歓迎の出迎えを受け、約20分後に駅酷烽ﾅ待機していた車両に乗り込み市内中心部方向に移動した。

首脳会談は24日に開かれる嵐閧ﾆいう。

ロシアの情報関係者は22日、「23日に開かれる予定の露朝首脳会談が遅れる可能性がある。金正日はアムール州のブレヤ水力発電所を視察した後、ウラン・ウデ方面に進み、アムール州の都市スコボロジノに立ち寄るものと思われる」と明らかにした。

露経済日刊紙のベドモスチも24日の可能性を報道し、「迎賓館がある村では、警察がセキュリティチェックに乗り出すなど、VIPを迎えるための準備が進行中である」と報じた。

一方、日本の共同通信は、首脳会談が本日中に開かれると23日に報道した。

同通信は「会談会場はウラン・ウデの軍事施設ではなく、近隣の迎賓館が有力である。金正日は、首脳会談を前後してロシアの特殊部隊の戦闘の実演も見学するという」と伝えた。

これと関連し、ロシアの日刊紙イズベスチヤは「首脳会談が開かれるウラン・ウデでは、ロシア東部軍管区所属の第11工程旅団の特殊部隊が、金正日のために爆破や地雷敷設技術、障害物克服、建物への侵入、格闘逮捕などの実演を行う準備をしている」と報道した。

続いて、ロシア国防省を引用し「空挺部隊と偵察捜索隊が北朝鮮からのお客様を待っているが、金正日にあらゆる新兵器を見せる事はないだろう。これはロシアが北朝鮮に新兵器を販売する意志がないということ」と付け加えた。