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16日、北朝鮮の国境地域に派遣されている「暴風軍団」の捜査で、住民とその家族が奥地で追放されていることが伝えられた。「暴風軍団」は金正恩の指示で、今月の初めに両江道(リャンガンド)などに派遣され脱北・密輸などに対して強力な取り締まりを行っている。

両江道の消息筋によると「恵山(ヘサン)だけででも暴風軍団によって50世帯が追放された」とのことだ。追放された住民は、主に豊西郡(プンャOン)、三水郡(サムスグン)、甲山郡(カプサングン)などの辺境地に送られているとのことだ。

脱北者によると、この地域は車以外の交通手段もない僻地で、朝鮮時代から追放地の一つであり、北朝鮮当局も住民をこの地域に追放している。

消息筋の話では暴風軍団の検閲は4日から本格的に始まった。主な捜査は、麻薬、密輸、人身売買、中国携帯電話使用者、行方不明者の順序で住民とその家族を追放している。人身売買、中国携帯電話使用者、行方不明者などは、全て「脱北」と関連しているようだ。

軍人で構成されている「暴風軍団」の構成員は、私服姿でで国境地帯や多くの住民が集まる市場などを廻りながら、捜査と監視活動を行っている。住民たちは「隠密特使」と囁いているとのことだ。

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追放された住民のなかには、こっそりと戻ってくることもあると同消息筋は伝える。

「追放された住民たちの多くは市内にもどってきて『屋根もなく、壁に穴が空いている家でどうやって暮らすことができるのか』と不満をぶちまけている。1〜2回ほど中国と電話をしたのがバレて追放された家族は、薬を飲んで自殺している。恵山市では2つ家庭がくやしいと言いながら自殺した」

暴風軍団の登場以前は、中国との電話が摘発されても30万ウォンの罰金で見逃せてもらえたが、今は罰金も払って追放されるいう。

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消息筋は、「一ヶ月ぐらいで終わると思っていたが延長するとの奄烽