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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は1日、日本の安倍晋三前首相を名指しで非難する論評を配信した。

安倍氏は首相退任直前の9月、敵基地攻撃能力の保有に関して、「年末までにあるべき方策を示す」との談話を発表。11月16日に自民党の会合で、他国領域内のミサイル拠点などをたたく「敵基地攻撃能力」の保有に関して、「打撃力を持つのは当たり前のことだ」と述べた。一方、来年の選挙などをにらんで、結論とりまとめの先送りを容認した。

安倍氏の主張に対して論評は、「政治廃物のこの発作的な妄動は、対朝鮮敵対意識が骨髄に徹した軍国主義狂信者の最後のあがきであり、日本国内の極右保守勢力が再侵略野望の実現にいっそう狂奔していることを示している」と非難した。

また、「安倍の軍国主義ヒステリーは、日を追ってひどくなっている」とし、「安倍をはじめとする日本の極右勢力が相変わらず侵略戦争でアジア大陸を踏みにじっていた過去の時代を懐かしみながら、『大東亜共栄圏』実現の愚かな妄想から脱していない」と述べた。

そのうえで、「日本を害する本当の脅威は、まさに安倍のような極右政治勢力の無謀な対決ヒステリーである」と強調した。