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22日夕方に江蘇省揚州に到着した金正日が、江沢民・元国家主席と会う可能性があると言われている。一部では、揚州に到着した直後に、江元主席と話し合いを行ったとの主張も出ている。

金正日は、黒龍江省牡丹江市と吉林省長春を経由し揚州に到着した。

揚州は江元主席の故郷で、金日成が訪問した形跡も残っているいう。1991年10月に金日成が訪問した際に、江元主席と会談した。

また、金正日も訪中のたびに江元主席と会談を行うなど、親密な関係を維持してきた。

金正日は、江元主席が主席に在任していた2000年、2001年、2004年と、胡錦濤国家主席が就任した2006年1月にも、江元主席と会っている。

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金正日は江元主席との会談で、後継問題での協力を要請すると伝えられている。

外交消息筋は、中国政府が完全に金正恩の3代世襲を容認しておらず、現政権に影響力を持つ江前国家主席の協力を得るために、金正日が厳しい日程にもかかわらず揚州を訪問したと言われている。

江元主席は2004年9月に、共産党・中央軍事委員会主席を辞任し、一線から退いている状態だが、依然として中国の政界に強大な影響力を持っている。

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一部では、金正日が経済視察一環として、南京や上海などを訪問する可能性も提起されている。その後、北京に移動し、胡錦濤国家主席と首脳会談を行う可能性もある。

また、中朝間で金正恩の単独訪中も協議されたが、北朝鮮の無理な警護、儀典の要求により不発に終わったと伝えられている。中国は金正恩の訪中では飛行機の利用を要請したが、北側が警護上の理由を挙げ特別列車の利用を主張したという。

しかし、後継者として公式化されていない為、駅や周辺の警備の強化などの国家元首に行うレベルの警備を行う事は出来ないと中国が難色を示した。