北朝鮮が経済難を打開するため、制裁指定されていない観光振興のため「女性観光ヘルパー」を大量募集していると、韓国紙・朝鮮日報(日本語版)が8日付で伝えた。
同紙が北朝鮮の内部事情に詳しい消息筋の話として報じたところでは、女性観光ヘルパーを募集しているのは朝鮮労働党中央委員会(中央党)に新設された「活動課」で、女性たちは昼間は観光ガイド、夜は客と酒を飲んだり歌を歌ったりするなど「遊興飲食店ヘルパー」の役割を担うという。つまりは観光ガイドとホステスを兼ねるわけだ。
消息筋によれば、女性は外見と芸能の才能を基準に選抜され、制裁により海外から帰国した北朝鮮レストランの女性従業員が多数、志願しているという。北朝鮮レストランときに、アイドル並みの容姿を誇る美人ウェイトレスも配置されていた。
(参考記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発)
観光は制裁対象に指定されておらず、新型コロナウイルス対策で国境を封鎖するまで、北朝鮮にとって中国などからの観光客受け入れが貴重な外貨収入源になっていた。