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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は29日、韓国の保守勢力を非難する論評を配信した。

韓国では4月に総選挙が行われる。北朝鮮が、文在寅政権より厳しい対北朝鮮政策を掲げる保守勢力の勝利を望んでいないことが論評からうかがえる。

論評は、未来党統合党の黄教安(ファン・ギョアン)代表を「逆徒」呼ばわりし、同党が「誰それの『脅威』に対処した軍事的対応態勢、『原則のある対北政策』などを総選挙公約に掲げてわれわれとの対決を鼓吹する悪宣伝を繰り広げている」と非難した。

また、「いくら『革新』の看板の下で変身を繰り返してもいささかも変わらず、また変わるはずがないのが保守一味の同族対決と圧殺の腹黒い下心であり、それがまさに保守の本態であることを再度明白に示している」と強調した。

そのうえで、「反逆一味が対決と敵対を生存方式に、『安保危機』の鼓吹を危機脱出用、選挙戦略にして権力奪取の野望を夢見ているが、それは愚かな妄想にすぎない」と主張した。