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北朝鮮の後継者金正恩は年も若く冒険的な指向を持つため、自身の後継体制の強化を目的に以前よりも果敢な挑発を行う可能性が提起された。

25日、チョン・ヨンテ統一研究院北朝鮮情報センター所長はソウル中区のコリアナホテルで開催された『天安艦以後の朝鮮半島安保環境の診断と政策方向の摸索(韓国国防研究院(KIDA)主催)』フォーラムで「金正恩は年も若く冒険的なことから、自らを先軍政治の後継者と考えている。よって軍事的な威嚇だけで満足せずより果敢な局地挑発を敢行するだろう」と明らかにした。

チョン所長は引き続き「軍経歴が浅い後継者金正恩は、軍部の関心を引き軍部を掌握する過程で、軍事的指揮能力の誇示を目的とした局地挑発戦略を利用するだろう」と付け加えた。

「金正恩はこのような軍事的局地挑発を通じて、軍隊を直接指揮する『軍事最高指揮官』としての正統性を高めていくだろう。金正日が存命の間に『後継者金正恩時代』はもちろん『金正恩権力』時代にも軍事的手段を活用した権力の強化に向けて力を注ぐだろう」と展望する。

また、金正恩が南北関係変化を主導するために軍事的冒険を試みる可能性も提起された。

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チョン所長は「金正恩の主導で南北関係の枠組みを人為的に変えることを目的とした軍事的手段が積極的に活用されるだろう。このため、北朝鮮は対南工作ラインを軍部中心に再編した」と話した。

引き続き「北朝鮮軍部の代表的な対南通で知らる上将キム・ヨンチョルが『人民軍偵察総局総局長』として追加で任命された。北朝鮮の対南工作活動が既存の『政治論理』から『軍事論理』に焦点が移った」と説明。

フォーラムに参加した他の専門家たちも、権力世襲の真っ最中である金正恩が追加挑発をする可能性が高いと指摘する。特に、北朝鮮が非対称戦略を活用した局地戦にも手を伸ばすと展望した。

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クォン・テヨン韓国戦略問題研究所研究委員は『北朝鮮の非対称軍事脅威』を主題にした発表で「北朝鮮の非対称的軍事能力と運営戦法は決して侮れない。北朝鮮自らの体制的矛盾と権力継承告}の不安定性などから、今後は突出した挑発がより一層猛威を振るうだろう」と予想した。

この日基調演説を行ったハン・ミンク合同参謀議長も、やはり同じ事を指摘する。「来年、ソウルで核安保首脳会議が開かれる予定で総選挙と大統領選挙もある。米・中は権力の交代期などを迎える。北朝鮮の軍事挑発の可能性は来年には、より一層高まると分析される」と話した。

ハン合同参謀議長は「天安艦爆沈と延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件を通じて北朝鮮政権と軍部は、目的達成のためには手段と方法を選ばない無慈悲な存在だということは確認された。韓国軍は敵の挑発時に挑発原点とこれを支援する勢力に徹底的に攻撃し、挑発意志自体を奪うという積極的な抑制戦略概念に沿って対応するだろう」と話した。

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また「北の挑発時に、米国の支援戦力を効率的に活用できる方案を発展させ、戦力増加の優先順位を局地挑発と非対称威嚇に優先的に備えるのに重点を置くように調整した」と付け加えた。

また、キム・グソプ韓国国防研究院長は開会挨拶で「北朝鮮は住民たちの高まる不満を外部に噴出させようとし、その一次的被害を我々に転嫁する可能性が高い。たとえ北朝鮮が全面的な戦争挑発をしないとしても非対称的局地挑発を行う可能性は今なお残る」と話した。