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史上最大級の地震によって被害に見舞われた日本に対して国際社会の応援と支援があふれる中、対北朝鮮放送等を通じて日本の地震を知った北朝鮮の住民たちも遺憾の意を表していることが分かった。

15日、日本の『アジアプレス』によると北朝鮮内部の取材パートナーキム・ドンチョル(仮名)氏は地震、津波が発生した翌日の12日「(韓国の)対北朝鮮放送を通じて日本が甚大な被害をこうむった事実を知った」と伝えた。

平安北道在住のキム氏は「多くの死亡者がいると聞いている。日本の方々が心配だ」と憂慮を示したとアジアプレスは伝える。

また、15日午前には両江東のある内部消息筋も「TVニュースを通じて車が流される映像を見た。北朝鮮の住民も非常に驚いている。復旧は困難だろうが日本の方々は優秀だから一日も早く克服できると信じている」と話した。

一方、北朝鮮の朝鮮中央通信は地震発生から一日後の12日に初めて報道した。続けて、13日には北朝鮮内部を対象にした朝鮮中央TVは夕方8時の「報道」を通じて地震と津波が村を襲う場面を流し、地震の被害状況を短く報道した。

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北朝鮮の立場を外国に伝える朝鮮中央通信は、比較的詳しく日本の被害状況を伝えた。14日の通信によると、NHKを引用して「この日の午前現在で1千600人余りが死亡。1万人余りが行方不明になり38万人以上が避難した」と説明した。

北朝鮮当局は日朝関係が最悪の状況にもかかわらず、地震被害に対して慰労の意を伝えた。

14日、チャン・ジェオン朝鮮赤十字社委員長名義の電文を日本赤十字社の近衛忠?・代表に送り「東北地方で発生した前例のない地震および津波によって、多くの人命被害と物質的損失があったという不幸な報せに接した。被災者とその家族に同情と慰問を送る」と明らかにした。

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北朝鮮当局が対外宣伝メディアを通じて地震関連の情報を詳しく伝え、慰労のメッセージを伝えたのは国際社会でのイメージ再構築を狙うと同時に、今後の日朝交渉のための雰囲気を作る意図と見られる。