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米韓情報当局は、北朝鮮が第2ミサイル基地の発射タワーを完工させたと思われると17日、明らかにした。

韓国政府当局者はこの日「2001年から工事が始まった東倉里ミサイル基地の発射台を支える発射タワー工事が完了したと評価している。北側の動向を注目している」と話した。

米国の声(VOA)放送も今月16日、平安北道鉄山郡東倉里の第2ミサイル基地を撮影した衛星写真を入手したと伝え、グローバル セキュリティ ティム・ブラウン上席研究員を引用し、「発射台と発射タワー工事が基本的に終了したと思われる。問題は北朝鮮が発射用ロケットを持っているのかだが、これはまだはっきりとしない」と報道した。

ブラウン氏はVOAを通じて「北朝鮮の第2ミサイル発射基地は、最初のミサイル発射基地の舞水端里よりも発展しており、実験場や観察タワーなどの施設がある。こういう精巧な発射基地があるということは驚くべきだ」と分析した。

ワシントンポストも「北朝鮮が第2ミサイル基地の発射タワー工事を終わらせた。衛星写真を通じて、高さ30mの現代式発射タワーのそばに大きな発射台が設置されていることが確認された」と報道した。

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「実際に、第2発射タワーが完工したとすれば、長距離ミサイル開発が北朝鮮の最優先順位の中の1つであることを再確認すること」と評価した。

第2ミサイル発射台を東倉里に建設した理由に対し、軍事専門家らは「舞水端里で発射すればミサイルの高度が低く、東海(日本海)上空の大気中で日米のイージス艦に迎撃される可能性が高いが、東倉里で発射すれば北朝鮮国内で高度を高める事が出来、東海上で迎撃される可能性が低いから」と分析している。

一方、韓国政府当局者は、第2ミサイル発射台完工について「北朝鮮がミサイル発射の準備を行った兆候は確認されていない。北朝鮮が食糧支援を要請しており、当分はミサイル発射や核実験を敢行する可能性は大きくないと思う」と見通した。

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韓国安保問題研究所のキム・ヒサン理事長は、デイリーNKとの通話で「北朝鮮が食糧を物乞いしつつ、ミサイル発射台を完工するなどの二重的な動きを見せている。金正日体制が持続する限り、このような動きは変わらないだろう」と指摘した。