北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は20日、日本の排外主義団体が朝鮮学校生徒らに暴言を浴びせたとして、これを非難する論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
同通信によれば、「先日、『日本第1党』の右翼ごろつきは総聯(朝鮮総聯)九州朝鮮中・高級学校と北九州朝鮮初級学校が位置している福岡県折尾駅頭で通学中のわが同胞生徒らに朝鮮人は早く帰れ、朝鮮人を追い出すべきだという暴言を吐きながら乱暴を働いた」という。
論評は「これは、人権と人道主義を乱暴に蹂躙(じゅうりん)した反人倫的悪行であり、朝鮮の尊厳と自主権に対する重大な挑戦である」と糾弾。
さらに、その背景には日本政府の北朝鮮と在日本朝鮮人総連合会に対する敵視政策があると非難した。