国防部は26日、南北高位級軍事会談を準備するための実務会談を来月11日午前10時に板門店「平和の家」で開催することを北朝鮮に提案した。同時に、統一部もスポークスマンの論評を通じて非核化と真正性の確認のため当局間会談が必要だという立場を再度明らかにした。

国防部は、この日の午前10時、軍通信線を通じて、金寛鎮（キム・グァンジン）国防長官名義で北朝鮮側に実務会談開催の提案の電通文を送った。

国防部は、今回提案した濫??kが「天安艦爆沈と延坪島砲撃の挑発に対して責任ある措置、及び追加挑発防止に対する確約を議題する南北高位級軍事会談を準備するための実務会談」と明らかにした。

これに先立つ20日、北朝鮮が金英春（キム・ヨンチュン）人民武力部長名義の通知文で「天安号（天安艦）事件と延坪島砲撃戦に対する見解を明らかにして、朝鮮半島の軍事的緊張状態を解消することに対して」と明らかにしたことについて議題を具体化して答えたことになる。

国防部キム・ミンソク・スポークスマンは「北側の謝罪と再発防止など責任ある措置などがあれば高位級軍事会談は開かれるだろう」と述べた。実務会談では北朝鮮の対話提案の真偽を明確に確認するという韓国政府の立場を示唆した。

実務会談の代表には、韓国側はムン・サンギュ国防部北朝鮮政策課長（陸軍大佐)が、北朝鮮側は国防委員会政策局リ・ソングォン大佐が引き受けるという予想だ。

チョン・ヘャ涛揶齦買Xポークスマンもこの日の定例ブリーフィングの場で「北朝鮮の核放棄の意志が確認されるべきであり、このためには核問題に関して責任ある立場を明らかにすることが可能な南北当局間会合提案を北朝鮮当局が受け入れることを促す」と明らかにした。

韓国政府は20日にも、北朝鮮の南北高位級軍事会談提案と関連して非核化に対する真正性確認のための別途の高位級当局会談が必ず必要だという立場を明らかにしていた。

北朝鮮が非核化会談の提案に応答しない、または反対する場合は軍事会談へ及ぼす影響があるのかという質問に対しては「2月11日の軍事実務会談は北朝鮮が同意してきた場合は開催されると見られる。現在では、北朝鮮当局が我々（韓国側）の提案を受け入れるべきという立場を持っている」と答えた。これは、天安艦・延坪島問題と非核化という二つの会談が必ずしも同時に成立しなくても良いという意味でもある。