美人音大生がハマる「ダンナ作業」と呼ばれるキケンな遊び

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北朝鮮の首都・平壌では現在、若い女性たちが「ダンナ作業」――つまりは金持ち男性のスポンサー探しに精を出しているという。

金正恩氏の「噂」

脱北者で韓国紙・東亜日報の記者であるチュ・ソンハ氏の近著『平壌資本主義百科全書』によれば、平壌の高級レストランでは髪を金色に染め、ミニスカートにブランド物で着飾った若い女性が「ダンナ作業」を行っている姿が頻繁に見られるという。同著で証言している平壌の富裕層の男性によれば、彼女らの大部分は音大生や歌手の候補生だ。

この経歴を見て、金正恩党委員長の妻である李雪主(リ・ソルチュ)夫人を思い浮かべる人も少なくないのではないか。

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といっても、李雪主氏が「ダンナ作業」を行っていたという意味ではない。北朝鮮で名門の音大生や歌手の候補生といえば、美女の代名詞であるという程度のことである。

この男性はまた、次のように語っている。

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「(富裕層など)最高位層を監視する保安員(警察官)たちはこの女性たちを見て『日本人かな、シンガポール人かな』と首をかしげる。捕まえたりしません。(中略)いっしょに遊んだ女の子が気に入って、夜明けに海を見せてあげると言って(東海岸の)元山まで走ったこともありました。すっかり酔っぱらって。平壌から車で2時間も行けば元山です。帰ってきたら、女の子にブランド物を買ってあげたりして」

どこの社会にも、カネと権力を誇示し、若い女性を愛人にしようとする男性たちが少なからずいる。問題は、若者同士の普通の恋愛すら自由とは言えない北朝鮮で、どのようにして若い女性たちが、このような積極的な行動に出るようになったかだ。

その心理の深い所は想像するしかないが、まず間違いないのは、男性の側のやりたい放題が、彼女らにそのような行動を促したのだろうということだ。

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美女応援団の主な人材供給源ともなっている名門女学院は、権力者の男性たちのターゲットにもなってきた。

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金正恩氏は、父の金正日総書記ほどにはハデな女性遍歴は知られていない。しかしそれでも、「模範的」とは言い難い噂も聞こえてくる。

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それでいて「非社会主義的現象の根絶」を声高に叫び、風紀取り締まりをやたらに強めたところで、それが社会に意味ある変化をもたらすことは絶対にないだろう。