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20日午後に行われた韓国軍の延坪島付近の海上砲射撃訓練が終わった。韓国軍は北朝鮮の追加挑発に備えているが、現在は小康状態だ。訓練終了時点まで延坪島近隣では北朝鮮軍の砲撃等は感知されなかった。

北朝鮮が時間を置いて追加挑発を行う可能性は排除出来ない。ひとまずは韓国軍が北朝鮮の全面的な脅威にもにもかかわらず射撃訓練を終えたことで、延坪島攻撃で叱責を受けた韓国軍の確固たる意志を誇示出来た点が評価できる。

労働党の元統一戦線部の脱北者のチャン・ジンャ梼≠ヘ「北朝鮮は米韓が共同で対応する意志を明らかにした条件下での挑発を負担に感じた。北朝鮮の脅迫にも屈しないで訓練を進行したことは、北朝鮮当局に韓国軍の強い意志を誇示した側面が大きい」と話した。

最近北朝鮮を訪問したジャック・フリチャード米韓経済研究所所長は、最近の北朝鮮の延坪島挑発の背景について「北が何をしても韓国の対応は制限的であると分析をしているのだろう」と話している。今回の射撃訓練は北朝鮮のこのような誤った判断に釘を指す意味がると評価されている。

チャン氏は「私たちの対応態勢が整っている為、北朝鮮が挑発をしなかったが、他の形で近いうちに挽回しようとする可能性がある。北朝鮮には挑発には報復という一貫した信号を送らなければならない」と話した。

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また、北朝鮮のNLL無力化の企てに対して、NLLが海上境界線であるという点を北朝鮮と周辺国に印象づけたという指摘もある。

北朝鮮は今月17日、南北将軍級会談の団長名義の電話通知文を通じ、韓国軍の延坪島射撃訓練の再開方針について「延坪島で砲射撃を断行すれば、共和国の領海を守るために2次、3次の予想できない自衛的な打撃がが加えられるだろう」と主張した。

北朝鮮は延坪島を自国の領海と見なす行動を取っており、中国とロシアもこのような北朝鮮の論理に加勢し、今回の訓練を朝鮮半島の緊張を高める行動と規定した。

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外交安保研究院のユン・ドクミン教授は「北朝鮮に負けなかったという点が重要だ。北朝鮮がNLLを無力化させようとする意図を露骨に表し、中国とロシアがこれに加勢する中で、韓国の西海5島を守ろうとする確固たる意志を印象付けた訓練だった」と評価した。