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4月に赴任した北の崔竓ッ(チェ・ビョングァン)駐中大使が半年で帰任したと伝えられ、この背景に関心が集まっている。

金正恩(キム・ジョンウン)が後継者に確定した事を受け、後継継承の安定化と関連しているという見方が出されている。

特に今回の交替は慣例として北朝鮮はこれまで駐中大使を10年間滞留させ、中国との信頼関係を長期間に渡って構築してきた点からも、異例的な人事というのが外交家の評価だ。

同大使の後任は張成沢(チャン・ソンテク)派の池在龍(チ・ジェリョン)党国際部副部長だ。 同副部長は25日、平壌で開かれる中国軍の朝鮮参戦60周年記念行事に参加した後、早い時期に正式に赴任すると発表された。

同副部長は70年代に社労青(社会主義労働青年同盟)・朝鮮学生委員会など青年組織の幹部として頭角を浮?オ、93年からは国際部副部長として活動した。

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張成沢とは70年代から社労青中央委員長として共に活動し、交友を深めたと思われる。2004年に張成沢が職位解除を命じられた際には地方の労働者に左遷され、2007年に張成沢が復帰した後に中央に復職した。

金正恩の権力継承の安定には中国の絶対的な協力が必要で、張成沢派が電撃的に任命された背景には、後継世襲での張成沢の絶対的な影響力を物語っている。

また、金正恩時代を迎え中朝の新指導部の関係強化の為の、北からのアプローチとも捉えられる。ナンバー2の張成沢の側近を駐中大使に任命し、北京と平壌のホットラインを形成する意図と思われる。

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中・朝両国の首脳部が北朝鮮の党創立記念日65周年、中国人民解放軍の朝鮮戦争参戦60周年を迎え、相互交流を継続するなど、金正恩の登場後から両国の親善強化がより強化されている点も関連している。

これと関連し、チェ・チュンフン統一研究院研究委員は本紙との電話で「これまでよりも交替の期間が速い方だが、今年は(党代表者会で)人事交替が大々的に行われている。党中央委の人事異動に伴う後続作業と解釈すれば良いだろう」と分析した。

しかし、このような人事異動の流れが、金正恩時代への準備過程であることは明確だと明らかにした。新たな中朝関係を構築する意図であるとした。チェ研究委員は「金正恩と張成沢派が好む人物を配置する為の基礎作りと見られる」と分析した。

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チ副部長が張成沢派という点に対しては「中国も豆満江流域の開発プロジェクトの『長吉図開放先導区』開発などに影響力を発揮できる人材を望んだのだろう」と説明した。