アメリカのニュージャージーに本社があり、北朝鮮のアリラン公演の参加団を募集していたウリ観光旅行社のイ･ジョンチョン代表は27日、RFA放送とのインタビューで、“今月31日から来月15日まで、半月間中止する”と明らかにした。

イ代表はアリラン公演の中止の事実を、北朝鮮政府の関係者から通知されたと説明した。

イ代表はアリラン公演の参観者の数が、米州地域で極めて低調だと明らかにした。“8月11日に始まった、第1回アリラン公演の観覧の時は、米州地域でたった13人がアリラン公演を見て来た”と語った。

また、ニューヨークの新羅旅行社のクム･ウンスク代表は、“アリラン観覧のために募集された観光客の数は、50人程度”と明らかにした。

アメリカのロサンゼルスで、北朝鮮の観光団を募集しているアジュ観光のバク･ピョンシク代表は、北朝鮮観光が、在米韓国･朝鮮人の人たちの間で高い人気を集めることができない理由について、“1人当り2350ドルもする高い費用ためだと思う”と述べ、“あまりにも高い観光費用のため、事業は低調”と語った。

更に、“北朝鮮観光は途方もなく高額だ。世界一高い観光だ”と述べ、“事業性はあまりないが、象徴のために推進している”と付け加えた。

在米同胞の対北観光は、ウリ観光旅行社が北朝鮮の海外同胞援護委員会から、観光の事業権を得た後、アメリカの他の旅行社と加盟店契約を結んだ8月から始まった。

一方、北朝鮮の朝鮮中央通信も、水害の復旧までアリラン公演を一時中止すると、27日明らかにした。通信は水害復旧後に、アリラン公演を再開すると明らかにしたが、公演の具体的な再開時期については言及しなかった。

アリラン公演が水害のために中止されたのは、去年に続いて2回目だ。