透けて見える金正恩氏の「ホンネ」…北朝鮮の論調に微妙な変化

金正恩氏には、核問題を中心に対話を進めながら、人権問題に関する議論は避けつつ、なんとか制裁解除を勝ち取る思惑があるのかもしれない。

さて、ここで不透明なのが米国の姿勢だ。トランプ氏が金正恩氏と会談する意向を示した直後、対話重視の穏健派と見られていたティラーソン国務長官が解任され、後任に対北朝鮮強硬派として知られるマイク・ポンペオCIA長官が任命された。

また、次期米大統領補佐官(国家安全保障担当)にボルトン元国連大使が指名された。ボルトン氏は、ネオコン(新保守主義派)を代表するメンバーの一人で、対北朝鮮強硬派だ。

トランプ氏が米朝首脳会談を行うとした5月まで、残り時間は少ない。表に出てくる情報が少ない中、米朝は熾烈な神経戦を展開しているのかもしれない。