党代表者会でキム・ジョンウンが後継者に公式化されたが、北朝鮮当局は彼の姿を外部に露出しなかった。

キム・ジョンウンは28日、金正日・人民軍最高司令官の指示で大将軍事称号を受章し、党代表者会で党中央委員会委員に選出、中央軍事委員会副委員長に任命された。

党の核心要職に選出・任命され後継者として公式化されたが、未だに姿は謎のままだ。北朝鮮当局は9月初めにキム・ジョンウン訪中の写真を幹部に限って公開した。

この様に北朝鮮が露出を極度に避けているのは、金正日が後継者の間に外部への露出を徹底的に自制してきた点と一致する。これは金正日の秘密主義、身辺の安全、神秘性の極限化などを狙っている。

キム・ジョンウンの写真が公開されたと言われている労働新聞に対して内部消息筋は29日、「キム・ジョンウンが写真の真ん中で中国の幹部と挨拶を交わし会話をする姿、何かを指示する姿などの計5枚」と話した。

キム・ジョンウンの容貌について「写真では随行員らよりも背が少し大きく見えるほどなので175cmは十分にある。顔は全般的に首領様（金日成氏） と似ているが、鼻の下からは金正日と似ている」と話した。

「1945年に金日成（当時33歳）がロシアから帰国した際の歓迎大会の姿と酷似している」と話し、体形や容貌が金正日似とのこれまでの情報を否定した。

北朝鮮当局が金日成神話を利用した象徴操作として金日成似と広めている可能性もある。

キム・ジョンウンが公式的に姿を浮?ｷ時期は、党大会等を通じて権力継承が確定し「党中央」などの指導者としての呼称が付く時になる可能性が高いと思われる。しかし、北朝鮮内部の変化の影響によってキム・ジョンウンが姿を浮?ｷチャンスを失う可能性も排除することはできない。