党代表者会を控えて洪水被害に続き列車転覆事故が相次いで発生し、住民が不吉な兆しだといい暗い雰囲気が流れていると内部消息筋が伝えてきた。党代表者会の延期によって金正日の健康悪化、水害などの奄ﾉ加え事故のニュースが伝えられた事で住民に不安が広がっている。

内部消息筋は27日、デイリーNKとの通話で「咸鏡北道で9月だけで二件の列車事故が発生し、悪い噂が広がっている。党代表者会を控えて大事故が相次いでいるので不吉だと話している」と伝えてきた。

消息筋によれば15日、咸鏡北道ムサン鉱山と清津製鉄所を結ぶ貨物列車が富寧郡サリョン嶺で事故を起こし、機関士と乗務員数名が死亡した。

その３日後の18日には、平壌％､満江を結ぶ列車が咸鏡北道オラン駅を通過しセンギ嶺に向かう途中で脱線事故が起きた。

脱北者団体の統一を成功させる人々は「この列車は10両編成で、この事故で2両に搭乗した人だけが生存した」と伝えた。しかし、他の消息筋は今回の事故で死亡者はないと伝えてきた。噂が大きく膨らんだ可能性が伺える。

消息筋は「党代表者会が特別な理由を明かさずに延期され良くない噂が出まわっている時期に、この様な大事故が相次いで起きた為、不吉な兆しだと騒がしくなっている」と話した。

9月上旬に予定されていたが水害による延期との説明を住民は中々納得出来ずにいた。金正日の健康異悪化説、金親子の不和、上層幹部の 権力争いなどの噂が広まった。

これに加え大事故が相次ぎ住民らは不吉な兆しだ、取り締まりも強化され静まり返るのが正常なはずが何故こうも騒がしいのかと不安がっている。

北朝鮮当局は流言蜚語の徹底した取り締まりを緊急に指示したと消息筋は伝えた。

消息筋は「平壌％､満江行の列車が転覆し大事故が発生したと騒がしいが、死亡した人はないと聞いている。ケガ人数もせいぜい6人程度でなぜこれほどに大げさになるのか理解出来ない」と内部の雰囲気を伝えた。

「党代表者会を控え大事故が多発しているため、病院や鉄道関係者、目撃者に箝口令を引いているようだ」と伝えた。