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北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は18日、韓国で行われている平昌(ピョンチャン)冬季五輪に合わせて同国を訪れた日本の安倍晋三首相を非難する署名入りの論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

安倍氏は9日に訪韓して平昌冬季五輪の開会式に出席。文在寅大統領主催のレセプション会場では、北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長と握手し、言葉を交わした。日本の外務省によると、安倍氏は金氏に拉致問題と核・ミサイル問題について早期解決を求めた。

論評は、安倍氏が韓国滞在中に「自分の卑屈かつ稚拙な根性を余地なくさらけ出して世人の嘲笑の種になった」と指摘した。

また、「北と南が互いに和合することに極度に不安を覚えて玄海灘をあたふたと渡って同族間にようやく醸成された和解の雰囲気に水を差すとのさばったのだから、本当に憎たらしい招かざる客だと言わざるを得ない」と非難した。

さらに、「熱く熱した軍国主義熱を冷やし、深く考えてみなければならない」とし、「あちこちにお金をばら撒いてみてもなぜ与えられるものは冷遇と排斥だけなのかを深く反省してみなければならない」と述べた。

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その上で、「われわれの国家核戦力完成の歴史的大業成就とともにアジア太平洋地域の戦略地形が根本的に変わったことに合わせて日本列島の真の安全を保証する道がどこにあるのかに対しても深く模索すべきである」と忠告した。