別の情報筋は、金正恩氏の滞在日数はわからないが、5日に渡って交通と通信が遮断されたことはいまだかつてなく、電話まで遮断されたのは初めてだと証言した。
これも、金正恩氏がいかに斬首作戦を恐れているかの現れだろうが、彼の心配にも全く根拠がないわけでもない。
2004年に平安北道(ピョンアンブクト)の龍川(リョンチョン)駅で起きた爆発事故は、金正日総書記が乗った列車を狙ったテロだったとの説がある。その犯行には携帯電話が使われたと言われている。
交通と通信が遮断された理由は、おそらくこれだけではない。三池淵は中朝国境に面しており、金正恩氏の動線が中国当局に察知されるのは望ましくないと考えられているのだろう。