人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北朝鮮の核実験以後、北朝鮮経済は中国との交易と中国人の民間投資で堪えており、2007年4月頃、新しい経済改革措置が発表されると、中朝貿易業者の言葉を引用して、香港のアジュ時報が9日に伝えた。

最近、北朝鮮と中国を訪問した香港アジュ時報のチャイティンイ記者は9日、国際社会の対北制裁にもかかわらず、多くの中国企業が北朝鮮に投資し続けており、中国産や北朝鮮内の中国系企業で生産した品物が、住民たちの間で高い人気を集めていると伝えた。

アジュ時報は”北朝鮮政府が2002年7月から、ある程度の水準の市場親和的な政策を実施したが、まだ根本的な改革措置を取ることができていない”とし、”中国資本の投資を受け入れたり、中国から工業製品を輸入することで堪えている”と伝えた。

アジュ時報によれば、現在、靴、自転車、テレビ、飲み物、服などの各種の生活必需品が、中国資本が建てた工場で生産されており、北朝鮮の消費財の市場をほとんど独占しているという。

北朝鮮で飲料水の合作工場を建てた天津出身の中国の企業家、スシャンゾン氏は、“(北朝鮮国内の中国商品の)供給が需要について行くことができないため、北朝鮮の市場で中国製の品物の価格は上がり続けている”と語った。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

しかし、リジンコ中朝少額投資者協会会長は、”北朝鮮政府が2007年4月頃に、新しい経済改革措置を発表するはずであり、これによって世界各地の競争力ある企業が、北朝鮮に投資するようになれば、現在、北朝鮮で独占を享受している中国企業は、競争に煽られるようになるだろう”と見通した。

北朝鮮に進出した中国企業の好況は、靴とテレビの製造工場がよく示している。2000年に、北朝鮮に運動靴と衣類製造工場を合資形式で建てた北京所在のウイナー国際工業は、台湾から機械を輸入して800万足以上の運動靴を製造することができる能力を取り揃えている。現在、韓国と日本に注文者商標付着方式で、輸出までしている。

新聞は最近、北朝鮮の住民の生活水準が向上し、生活必需品だけではなく、電子製品など、多様な種類の商品に対する需要が増しており、この部門に対する中国企業の投資も増加していると伝えた。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

中国のテレビ製造会社である’南京パンダ’は、2002年に北朝鮮に130万ドルを投資して、テレビ工場を建てた。4年が経った今、南京パンダは平壌で最高の人気を得ている17インチの白黒テレビと、21インチのカラーテレビを生産している。

北朝鮮に駐在している中国の企業家によれば、既存のテレビ輸入業者が随分苦労しているほど、南京パンダの生産するテレビは、北朝鮮で爆発的な人気を呼んでいると伝えられた。テレビの成功で、南京パンダ社は、北朝鮮でコンピューター製造工場の設立を準備している。

アジュ時報は中国の対北産業投資が2003年には112万ドルに過ぎなかったが、翌年には1413万ドル、2005年には5千300万ドルに急増したと明らかにした。中国のメディアも、現在、200以上の中国企業が北朝鮮に合資形式で投資していると報道した。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

しかし、アジュ時報は中朝貿易の増加には肯定的な面だけあるわけではないと指摘した。

平壌に滞在している匿名のある西側の企業家は、かなり多くの中国企業が、国内で売れない不良品を処分するために北朝鮮に輸出をしており、(中朝投資保護協定と資本主義商取引に慣れない点等から)お金を返してもらうことができない北朝鮮側の被害者がかなり多いと語った。

一方で中国のメディアも、北朝鮮国内に進出する中国の自転車企業を紹介した。北朝鮮の自転車総需要は約7百万台に達する。2005年10月から平壌で自転車を生産し始めた中国企業‘デジタル工業’は現在、40以上のモデルの自転車を、毎年6万台以上生産していると、中国のメディアは見ている。

交通環境が劣悪な北朝鮮で非常に重要な運搬手段である自転車も、中国資本が先行獲得の気味を見せているということである。この会社はこれから年間30万台ほどの自転車を生産できるように、3ヶ所の工場を建て増しする計画をしている。