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国連安保理が発表する予定の対北朝鮮制裁決議案に、北朝鮮軍(朝鮮人民軍)空軍が使用する航空燃料の輸出禁止、北朝鮮に出入りする船舶への貨物検査、輸出禁止品目を積んでいる船舶や航空機の国連加盟国の領空通過全面禁止などが含まれていると韓国の東亜日報が報じた。

米国と中国はこのような内容の制裁決議案に暫定合意し、23日から米ワシントンで開かれる米中外相会談で合意する方針だ。決議案は早ければ今週末にも安保理で採択される可能性がある。

軍事用に転用可能な物資である航空燃料の輸出禁止は、米国が国連に提出した制裁決議案の草案に入っていた。米国は中国に対し、草案を飲むことを強く要求していた。中国は、北朝鮮が2回目の核実験を行った2013年末から2014年末まで北朝鮮への航空燃料の輸出を取りやめていた

米中両国は、2013年に国連安保理で決議された「対北朝鮮制裁決議案2094」で「北朝鮮の核とミサイル開発に使用すると疑われる場合」という条件をつけたが、今回の決議案には「条件なしの義務条項」「条件があったとしても、強制できる条項」に変更する方針だと伝えられている。

ある情報筋によると、今回の決議案では「北朝鮮に出入りするすべての船舶を検査できる」との条項が含まれているという。また、輸出禁止品目が含まれているという信頼に足りる情報があった場合には、当該航空機の国連加盟国の領空の通過、領土への離着陸を禁じることを義務とするとの条項も含まれている。同時に金融制裁も大幅に強化される。