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北朝鮮に対する国際社会の人道支援が、年々先細りしていることがわかった。

国連が9日(現地時間)に発表した資料によると、北朝鮮への人道支援の規模は、2004年の3億ドル(約361億円)から2014年の5,000万ドル(約60億円)に急減した。

急減の大きな理由は「経済制裁」だ。北朝鮮の核・ミサイルに対する国連の経済制裁によって金融取引が困難になり、制裁の影響を受けた関係国が対北朝鮮人道支援を敬遠したことによる。

また、国連は北朝鮮の食糧事情について、北朝鮮の総人口2,462万人のうち、70%にあたる1,800万人が基本的な生活に必要な食糧供給を受けていないことを明らかにした。

医療面で見ると、基本的な病気を予防するワクチンなどの基礎的な医療支援を受けられない人口が約25%で、700万人の住民に対する飲料水の供給がなく、健康状態に支障を来していることがわかった。

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北朝鮮に常駐する国連人道問題調整官グラーム・イサカイ氏は、米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)に出演し、「約200万人の子供、妊婦、高齢者が完全な食糧不足に苦しんでいる」とし「35万人の妊婦と新生児は、出産直後の基本的な医療支援を受けられず、深刻な産後後遺症に苦しんでいる」と述べた。