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京畿道は去る2日、北朝鮮の平壌市のカンナム郡タンゴク里の協同農場から、京畿道と北側の住民が共同耕作した米、‘京畿-平壌米’2トンを搬入したと5日、明らかにした。

‘京畿−平壌米’は2005年に京畿道が提案した南北共同稲作試験事業を北朝鮮が受け入れて生産された米で、去年の1月に仁川港を通じて初めて国内に入ってきた。

京畿道側は“去年の10月の北朝鮮の核実験以後、京畿道で推進したすべての事業が保留されたが、去年に引き続き、‘京畿−平壌米’が搬入されたことは、この間京畿道が推進してきた南北交流協力事業の過程で、北朝鮮の住民と培ってきた信頼の証明となった”と評価した。

2005年に平壌外郭の示範農場9千坪で、北側と共同で稲作をして、14.8トンの米を生産した。更に、去年は事業を拡大、平壌市カンナム郡タンゴク里一帯の30万坪で稲作をして米の生産量を520トンに増やした。

また、この間稲作を支援するためにコンバイン、田植え機、トラクターなど各種の農業用機械とセメント、鉄筋など各種の建設資材など、総額40億ウォン相当の物品を北朝鮮に送り、去年の4月から北朝鮮の核実験の前まで、毎月10〜20人で構成された技術陣を北朝鮮に派遣してきた。

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事業は去年の10月の北朝鮮の核実験で中断したが、6カ国協議が進展すると、京畿道側は“南北関係の全般的な進展状況を見ながら、再開を検討して行く”と言い、再開の意思を明らかにした。

また、タンゴク里一帯での住宅新築(100軒)、託児所新設(1ヶ所)、診療所新設(1ヶ所)、小学校補修(1ヶ所)など、北朝鮮の核実験で中止した事業も、早いうちに再開される見込みだ。

これと関連し、道の高位関係者らで構成された北朝鮮訪問団が去る10日、平壌を訪問、タンゴク里の南北共同稲作事業場を見学した後、事業の再開とともに開城など昔の京畿地域で、稲作事業を追加で行う方案などを議論したと伝えられた。

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特に訪朝の間、開城、ケプン、チャンダンなど、昔の京畿地域での植樹事業などの交流拡大についても議論したという。

今回北朝鮮から搬入された米を脱北者団体、ハナ院、ハンギョレ中高等学校などの脱北者たちにも配る計画だと明らかにした。

一方京畿道は1日、北朝鮮との境界地域で、開城工団と連結した総合物流団地など、統一経済特区の建設を推進すると明らかにした。