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全国の大学生100人余りが’北朝鮮’を主題に、2泊3日間熱い討論をした。

3日から5日まで、京畿道パジュ市のホンウォン研修院で開かれた大学生先進化アカデミーは、‘大学生!北朝鮮を学ぶ’という副題で北朝鮮の経済、社会、対外関係など北朝鮮をめぐる様々な主題の講演と討論が続いた。

ニューライト財団(理事長アン・ビョンジク)と大学生ウェブジン‘バイト’が主催した今回のアカデミーには、京畿道のキム・ムンス知事やハンナラ党のパク・ジン議員などが講演者として参加し、大学生たちに北朝鮮問題を見る正しい視覚を伝え、今後の北朝鮮の未来に対する討論が続いた。

パク・ジン議員は‘李明博政府の対北政策の診断’という主題の特講で、“冷却塔の爆破は北朝鮮の核の不能化のための目に見える進展だから評価できるが、6カ国協議が巡航するかどうかはまだ不透明”と言い、“錐随曹ノ含まれたプルトニウムの量やウラニウム濃縮プログラム、シリアとの核協力疑惑、既に開発された核兵器問題などが残っている”と話した。

更に、“朝鮮半島の平和の問題は長期的な視覚と原則を持って、政権ではなく民族のために推進しなければならないこととして、一旦合わせてみようという早い統一ではなく、自由民主主義と市場経済、人権がある上での早期統一が重要”と強調し、“今回の行事が北朝鮮の実態を正しく知って、正しい統一の道を一緒に模索して悩むきっかけになることを期待する”と激励した。

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北朝鮮の経済専門家でもあるサムャ東o済研究所のドン・ヨンスン経済安保チーム長も講師として参加し、‘北朝鮮、どうして改革開放を推進できないのか?’という主題で講義した。ドンチーム長は“現在、北朝鮮は1990年代初頭の水準に経済を回復した”と言い、“北朝鮮経済の数値の回復は、市場が計画経済にかわった結果”と主張した。

更に、最近提起されている北朝鮮の‘大量餓死説’と関連し、“韓国が米を支援しなかったため、北朝鮮で餓死者が発生するという論理はかなり間違っている”と述べ、“北朝鮮の住民の生活方法は、(98年以後)10年間で配給制から市場に移った。北朝鮮経済に市場が随分浸透した状況で、これを統制しようとし、最近米の価格が4千ウォンまで上がった”と説明した。

イ・チュングン自由企業院研究委員は‘アメリカの大統領選挙と北朝鮮の問題’という主題の講演で、“(アメリカの)2つの政党(共和党と民主党)は全て国際的な基準から見れば、保守主義の性向がある”と述べ、“韓国では民主党のオバマが執権したら、対北政策の変化があると観測しているが、北朝鮮問題において2つの政党は事実上、あまり違いがない“と話した。

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イ研究委員は“2人の候補のうち、北朝鮮の核を容認することができる人は誰もいない”と述べ、“ただ党の差ではなく個人の性格(personality)の違いは存在するかも知れない”と付け加えた。

学生たちは北朝鮮内部のジャーナリストの雑誌、‘臨津江’を発行しているアジアプレスの石丸代表が北朝鮮内部の動画を紹介し、北朝鮮の住民の日常生活について説明すると、高い関心を示した。

2006年8月に咸鏡北道の清津で撮影したというこの動画には、北朝鮮の住民が水遊びをしている姿や肉を焼いて食べお酒を飲むなど、休日を楽しむ姿、川辺で日本製の自転車に乗る姿などが映っていた。

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石丸代表は“映像が撮影された時は、ミサイル実験の前の準戦時体制だったが、北朝鮮の軍人の気が抜けている様子が映っている”と述べ、“先軍政治の時代にも軍事的緊張感はなかなか見られない”と説明した。

また、“市場を通じた物資と情報の流通で、北朝鮮の人々には金正日政権に頼らずに、自分の力で生きて行こうとする傾向が生まれた”と述べ、“もはや金正日の命令が聞かれない社会が今の北朝鮮”と指摘した。

キャンプに参加した大学生たちは、これまでどこでも聞くことができなかった鮮やかな北朝鮮の実状を聞くことができた意味深い機会だったと評価した。

延世大学政治外交学科の修士課程で学ぶパク・チャンウォンさんは、“色々な話を聞いて大学生として思考を柔軟にして、自分の考えを定めることができる機会になった”と話した。

中国を旅行して北朝鮮を直接見た後、この問題に関心を持つようになったという東国大学のキム・ジユンさんは、“北朝鮮について知らなかったことが多いということを感じ、今回のフォーラムを通じて北朝鮮に対して体系的に学べた。よい経験だった”と述べた。