北朝鮮国営の朝鮮中央通信は12日、金正恩総書記が11日、同国の軍需産業を統括する第2経済委員会傘下の重要軍需工場を現地指導し、軍需生産の実態を視察したと報じた。

報道によると、視察には朝鮮労働党中央軍事委員会の委員や党中央委員会の主要幹部らが同行した。金正恩氏は、同工場で2025年2月19日の党中央軍事委員会の審議・批准を経て承認された新型拳銃の設計方案に基づく生産が開始された状況を確認したという。

金正恩氏は、軍隊や社会安全機関、民間武力の戦闘力強化において拳銃など携帯用軽量兵器の生産を担う工場の役割は「非常に重要だ」と指摘。長期的観点から生産能力の拡張を進めるとともに、生産工程の現代化や生産文化の向上を党が示す需要や基準に合わせて実現するよう強調した。

さらに、第2経済委員会に対し、主要軍需企業の技術装備水準を大幅に引き上げ、厳格な品質管理体制を確立するよう指示。資材や関連生産物を計画的に確保し、品質が保証された武器をロット生産できるよう経済組織活動を徹底する必要があると述べた。

(参考記事:金正恩氏が「ブチ切れて拳銃乱射」の仰天情報

同日、金正恩氏は工場内の射撃館を訪れ、生産が始まった新型拳銃の性能を自ら試射して確認した。国防省や総参謀部からは、拳銃の構造や作動性、命中精度、集中性、戦闘利用性が優れているとの報告が寄せられているといい、金正恩氏は「実際に見ても非常に立派な拳銃が開発された」と満足の意を示したという。