北朝鮮政府が、小学校5年、初等中学校3年、高等中学校3年を骨子とし「11年義務教育制」を改編する計画だと内部消息筋が伝えて来た。

両江道内部消息筋は、16日デイリーNKと通話で「25日に予定される最高人民会議で、義務教育制度が一部修正される嵐閨vと言いながら「小学校が1年増え、現在中学校過程が、中学校と高等中学校それぞれ3年式分化される」と言った。それとともに彼は、「今度最高人民会議の目立つ案件は『社会主義義務教育制』改編しかないこと」と予想する。

今まで北朝鮮は「11年義務教育制」の学制を維持して来た。2年課程である幼稚園は「年少1年」「年長1年」で分けられ、このうち年長だけが、義務教育に含まれる。新しい学制では幼稚園年長1年が、小学校過程に含まれて総5年になる。

現在中学校（6年)は、韓国のようにそれぞれ3年の2段階に分化される。具体的な名称に対しては「初級中学校+高級中学校」 案と、「中学校+高等学校」案が検討されているが、「韓国式名称を真似ることはできない」と言う内部意見が強く、中国と似た「初級/高級」名称が有力だと消息筋は付け加えた。

北朝鮮の今回度の学制改編は、根本的な教育制度変化ではないと推定される。

消息筋は、「我が国の教育を変えようとすれば『革命歴史』修業時間を大幅に減らすのが、一番目の課題」、「基礎学問に対する配分をふやすか、ではなければコンピューターや外国語、経済知識など生活に役に立つ教科をふやさなければならない」と言う。

革命歴史授業とは、金日成、金正淑、金正日など金一家の捏造された革命偉業に関することを言う。北朝鮮の革命歴史授業は、小-中-大学過程で主要カリキュラムに属する。

北朝鮮では、1990年代生まれから、平均的な教育水準が大きく低下したといわれる。1990年代末、食糧難と2000年代の貧富格差深化過程を経へ、小学校・中学校学生の授業欠損が増えただけなく、生活苦に喘ぐ教員たちの教育意志の低下などで、世代全体の学業成就度が大きく後退したというのだ。

北朝鮮は、2002年9月初等教育機関である「人民学校」を「小学校」、中等教育機関である「高等中学校」を「中学校」に改称している。