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北朝鮮の朝鮮オリンピック委員会のスポークスマン(報道官)は16日、「独島(竹島)は、国際法的見地からも歴史的、地理的にも論議する余地がない神聖なわれわれの領土である」とし、東京五輪組織委員会を非難する談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

談話は、東京五輪組織委員会が「第32回オリンピックの公式ホームページに掲載したオリンピック聖火リレーのルートマップに、われわれの領土である独島を「日本領土」と表記し、それに対する非難と抗議が降り注ぐと、それは全く地理的表現である、いかなる政治的意思も反映されていないということを並べ立てている」と指摘した。

つづけて、「友好と和睦を図るオリンピックを領土強奪野望の実現に悪用しようとするこのような行為は、全世界のスポーツマンと人類の平和念願に対する愚弄であり、わが民族の自主権を蹂躙する許せない挑発である」と述べた。

また、「東京五輪組織委員会の誤った主張に関する国際オリンピック委員会(IOC)の行動にも、問題がある」とし「自分らの領土強奪策動を合理化しようとする東京五輪組織委員会の卑劣な行為を断罪、糾弾し、それを黙認、助長した国際オリンピック委員会の二重的な行為に対しても責任を問わざるを得ない」と主張した。

そのうえで、オリンピック組織委員会に対して、「今からでも独島を『日本領土』に表記したオリンピック聖火リレーのルートマップを修正し、国際オリンピック委員会は世界的範囲でオリンピック運動を主導する国際機構らしく公正さを持って正しく行動すべきであろう」と強調した。