人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北朝鮮の金桂冠(キム・ゲカン)外務省第1次官が、26日午後(現地時間)に米国ニューヨークに到着し、本格的な訪米日程に突入した。

同第1外務次官は、ニューヨークJFK空港で記者に向け「6ヶ国協議が行われると楽観的に考えている。今は全ての関係国が和解をしなければならない時期であり、米朝関係も良くなると信じている」と述べ、会談への期待感を現わした。

記者らの「ボズワース氏との会談がうまくいくと思うか」「米国が要求する核査察を受け入れる計画はあるのか」などの敏感な質問に対しては、「後で話そう」とだけ答え。出来る限り友好的な印象を残そうとする努力が伺えた。

これまで北朝鮮は米朝直接対話を望んでおり、積極的な行動が予想される。金第1外務次官が率いる北朝鮮代表団は、リ・グン外務省アメリカ局長とチェ・ソンフィ副局長で構成されている。

これに対し、米国は今回の会談を北朝鮮の非核化の誠意を判断する「濫??k(exploratory talks)」と規定している。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

クリントン米国務長官は24日、金第1外務次官の訪米と関連したプレス声明で「北朝鮮が6ヶ国協議の責任の下で、彼らの義務を果たす準備が出来ているかどうかを確認する濫?Iな会議」と述べた。

韓国政府も今回の米朝対話が6ヶ国協議に繋がらないと、考えている。外交通商部当局者は「6ヶ国協議につなげるには、あまりにも多くの難関がある。南北会談の開始が、即座に6ヶ国協議の開始と判断するのは不適切」と話した。

別の当局者も「米国は、今回の会談を濫??cと判断し、9.19声明の履行を打診するだろう」と米国の意図を説明した。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

米国は6ヶ国協議の再開の条件として、国際原子力機関(IAEA)査察団の復帰、ウラン濃縮プログラム(UEP)を含む全ての核プログラムの中断などの措置の先行が必要だという点を強調している。

したがって、北朝鮮の誠意の事前確認を望む米国と、6ヶ国協議のテーブルにまずは戻り、交渉を通じた切り売り作戦を考えている北朝鮮との溝は深い。

キム・ソンnン高麗大国際大学院教授は、デイリーNKとの通話で「北朝鮮は、短期的には米国を通じた5.24措置の緩和と大規模な対北食糧支援、平和体制の交渉などを狙っている。しかし、北朝鮮が要求する成果を得ることは難しい」と述べた。その理由として、北朝鮮が「非核化の誠意」を明確に表す事が出来無いからだと述べた。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

「米国は、核実験の停止、IAEAの核査察団の復帰、UEPの核活動の停止などを求めている」と述べ、これらは北朝鮮が実行し難い難しい事案であると指摘した。また「北朝鮮に小さなインセンティブを提供することで、間接的なレバレッジ(leverage)として活用する可能性もあり得るだろう」と展望した。

米国は24日、マスコミ声明書で「北朝鮮が会議のテーブルに戻ってくるというだけで、見返りを与える考えはない。これまでに合意した内容に追加で補償を提供する事はない」と述べ、過去の6ヶ国協議の失態は繰り返さない意志を改めて表明した。

ただ、金次官の訪米で北朝鮮の要求によるコメ支援問題をめぐり、両国が追加協議が行う可能性はある。食糧支援問題が両国の協議の進展を左右すると考えられる。

北朝鮮代表団は、28日に米国代表団と米朝高官級会談を開く予定。来月1日には全米外交政策協議会などが主催するシンポジウムの出席が決まっている。