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北朝鮮当局が最近、軍需工業部傘下のミサイル発射場などに対し、24時間待機を指示していたことが16日までにわかった。東海岸の新浦(シンポ)周辺では潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射準備を疑わせる動きが感知されており、今後の動向が注目される。

北朝鮮内部にいる韓国デイリーNKの高位情報筋によれば、北朝鮮当局は今月15日の太陽節(金日成主席の生誕記念日)を控え、軍および軍関連機関に対して12日からの特別警備週間入りを下令した。それと同時に、兵器を開発・運用する機関は、人員と装備を24時間待機させよとの命令が下されたという。

(参考記事:北朝鮮の新潜水艦が完成か…3千トン級、弾道ミサイル搭載も

一方、潜水艦とSLBMの開発拠点となっている新浦の港湾周辺では今月に入り、造船所の沖合100メートルにあった発射実験用のバージ船が、さらに100メートル沖に移されるなどしていたことが判明。韓国の情報当局は一時、北朝鮮が太陽節に合わせて発射実験を行う可能性を指摘していた。ただ、バージ船はその後、元の位置に戻っており、北朝鮮が即座に発射実験を行うとの見方はやや後退している。

しかし情報筋は、「当局がすべての発射場に動員体制を指示し、技術者や科学者にまで現場での待機命令を出したのは異例」だと指摘する。当局はまた、国防科学院周辺での不審な電波の送受信への警戒を強め、機密文書の管理も厳格化しているという。

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情報筋は「潜水艦なのか、地上発射型のロケットなのか、どこにどのような指示が来るかわからないが、軍需工業部門全般は超緊張状態に置かれている」と説明した。