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国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルは、北朝鮮の権力継承の過程で人権状況がより悪化する可能性が高いと分析した。

12日、アムネスティ韓国支部はソウル韓国プレスセンターで記者会見を開き『2011例年報告書』を発表した。報告書は「北朝鮮は指導者の交替を準備しているようだ。金正日の三男、金正恩は、昨年9月の『大将』の称号を与えられることにより後継者であることを示唆した。指導者の交替を準備しながら、統制は強化され、結社、表現、移動の自由が制約される深刻な状況に注目している」と伝える。

また「北朝鮮政治犯収容所内の人権侵害状況も深刻だ。北朝鮮内の6ヶ所に位置する収容所に拘禁されている数千名の政治犯は、起訴や裁判の過程なしで恣意的に拘禁されたり、無期限の拘禁状態に置かれている」と明らかにした。

政治犯収容所では、休み時間もほとんどない待遇で、危険な強制労働を強いられ、適切な食糧や医療を受けられずに死亡するケースも多いという。

この他、ユニセフ(UNICEF)の調査結果を引用して「北朝鮮では、毎年5才未満の幼児約4万人が深刻な栄養失調だ。このうち、2万5000人は、病院での治療を必要としている。5才未満の幼児10人中3人以上が発育障害であり、一部の地域では半分にも達する」と指摘した。

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また、アムネスティは北朝鮮が人権侵害について非難する国際社会の勧告も無視していると主張する。

報告書は「北朝鮮が、2009年の国連人権理事会が採択した『普遍的定例人権検討(UPR)』の勧告を注目するだけで、いかなる勧告案も受け入れない」と伝えた。

当時の国連人権理事会実務グループが採択した結果報告書によれば、総52ヶ国が167個の勧告案を提示し、北朝鮮政府はこの中50個の勧告案を拒否。117個の勧告案に対して調査すると明らかにしていた。