盧武鉉大統領が首脳会談の期間にアリラン公演を観覧して、起立して拍手をしたことは、参謀たちが引き止めるのを振り切って単独で決めてとった行動だということが11日に明らかになった。
盧大統領はこの日午後、青瓦台で行った記者らとの懇談会で、一人で立って拍手をするようになった経緯を明かした。クォン・オギュ副総理は、前日にアリラン公演で盧大統領だけが立ち上がって拍手をしたと語っていた。
盧大統領は”私は内容について別に関心もなく、そのまま見ようという考えだった”と述べ、”実際に実務チームは私の考えと関係なく、’内容を少し修正した方がよいだろう’と言い、修正するなと手首を取るのも変で、そのまま付いて行った”と語った。
盧大統領は”実際に行って見たら、敏感な内容は随分減っていたり、変わっていた”と述べ、”だが、最後に敏感なものが1つあった。終わりに全員が立ち上がって拍手する瞬間なのに、私たちだけぽつんと座っているのかと、多分そうした悩みだったようだ”と語った。
更に、”‘立つが拍手はしない’という建議が上ってきた。そのため、’何の話ですか。それは行って全部拍手することにしなさい’というふうに言ったが、それでも随行した閣僚たちがじっと見ていたので、どうしてもだめなようだから、’立つことは立つが、拍手はしないことにしましょう’と言ってまた来た。そのため、’私一人だけすればよいだろう’と言って出た”と明らかにした。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面盧大統領は “私も随分悩んだが、北の人心を得なければならないのか、南側の人心を得なければならないのか。ここまで来た歩みも本当に困難な歩みだったのに、来て最後まで一つでも元手を得て行こうとしたら、北の好感を選択するのがよい。それで拍手した”と語った。
盧大統領は横で公演を観覧したクオン・ヤンスク女史が拍手をしなかった理由についても説明した。
“この人が、’私はどうしたらよいでしょうか’と言ったので、その時’夫婦は同心一体だから一緒にしましょう’と言ったらよいのだが、(少し前に)’私はしますよ’と言ったけれども、私なのか私たちなのか区別できない。それで、私と私たちは違うと思って、’あなたはしないでください’と言ったので、しなかった”と語った。