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“(進歩主義者たちは)‘民族’、‘統一’などの抽象的なスローガンに目が眩んだあげく、大韓民国ははじめから生まれてはならなかった国という認識に捕らわれている”

大韓民国の建国60周年を1年後に控え、文明史的観点から、建国の意義を振り返らなければならないという声が高まっている。

9日、ニューライト財団(理事長アン・ビョンジク)が主催した‘建国60周年記念学術大会’で、ミョンジ大のイ・インホ教授(前ロシア大使)は、“進歩派の知識人や大統領をはじめとした、非常に多くの人、はなはだしくは、一部の野党の政治家までも、反大韓民国勢力の煽動と宣伝の供えものになって、歴史的方向感覚を失っている”と批判した。

イ教授は“来年、果して全国民が一つになって、太極旗を高くかかげて大韓民国を叫び、興に乗って踊ることもできるのか、あるいは民族共助の下、‘朝鮮半島旗’という得体の知れない旗が、太極旗を覆ってしまう現象が現われるか憂慮される”と語った。

アン・ビョンジク理事長は“日本の植民地支配体制の崩壊で獲得された光復は、韓国に確かな文明選択の機会を与え、外勢の影響が強かったと言っても、その選択によって国家の自立的発展の基礎が用意されたのかが、すれ違ったという点から、大韓民国の建国は一層重要だった”と強調した。

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アン理事長は“大韓民国の建国は分断、外勢依存及び植民地の残在の未清算を前提に実現したが、近代的な力量がきちんと成熟しなかった状況では、国際的な協力が必須”と主張した。

この日の学術大会には、ニューライト系列の学者が大挙参加し、熱のこもった討論が行われた。

キム・ヨンホ、ソンシン女子大教授は、“大韓民国の建国は、旧韓国の末期と日本の植民地の時期に至るまで、‘民’と‘臣民’として統治の客体だけに存在した‘民族’が、政治的権利と義務を持った ‘国民’に転換されたことを意味する”と述べた。

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キム教授はまた、“自由と平等の原理がてい立し、自由民主主義と市場経済が制度的に定着できる条件が整った”と評価した。

スンシル大のカン・キョングン教授は“建国憲法が持つ‘国民’という意義を捐毀して、‘民族’という前近代的概念から、憲法の顔を見ようとする時代退嬰的な姿が、私たちの憲法認識に暗い陰をおとしている”と憂慮した。

“国家の憲法の伝統を保守-進歩の問題にすりかえる反国家的思考が、近代の憲法秩序を正しく眺められないようにしている”ということだ。

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この日は李承晩初代大統領に対する再評価作業も行われた。

‘李承晩の国zと役割’という主題で発表した、チャ・サンチョル忠南大教授は、“李承晩は誰よりも徹底的な反共・反日主義者であると同時に、徹底的な知美・用美主義者だった”と表現した。“長いアメリカ留学と亡命生活を経て、アメリカの欺瞞と裏切り、無関心を目撃した李承晩は、盲目的な崇米・親米主義者になることができなかった”と、進歩学界の主張を批判した。

また、“新生大韓民国の独立と生存のために、徹底的にアメリカを利用した”と、李承晩を‘‘格別に鋭利な’‘外交官’と評価した。

キム・セジュン延世大教授は、“李承晩は初期の試行錯誤にもかかわらず、先進社会が長い試験のあげく、大きな社会的費用を支払って発展させた制度を一挙に取り入れて、それに適応して圧縮民主化に出ることができる可能性も開いてくれた”と述べた。

一方、ニューライト財団はこの学術大会を契機に、関連書籍を出版するなど、建国60周年記念事業を積極的に展開していく予定。大韓民国のアイデンテイテイを守るという目的の下、‘太極旗プロジェクト’も行う計画である。