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北朝鮮では、まだまだ上水道の整っていない地域が多い。中でも山間部の状況は深刻だ。その現状を黄海北道(ファンヘブクト)のデイリーNK内部情報筋が伝えてきた。

首都・平壌の南、黄海北道は昔から穀倉地帯として知られている。しかし、道内でも東部は山がちの立ち遅れた地域だ。

中央部の遂安(スアン)、新渓(シンゲ)、谷山(コクサン)は、歴史上一度も上水道の恩恵を受けたことがないという。

梅雨を迎えた北朝鮮では、バケツやたらいに受けた雨水が使える。冬は雪を溶かした水が使える。しかし、それ以外の季節には小川や溜池まで水を汲みに行かなければならない。地域によっては、往復8キロものの道のりを行き来することになる。