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北朝鮮の外務省スポークスマンは23日、朝鮮中央通信の質問に答える形で、EU(欧州連合)が人権侵害をめぐり、北朝鮮や中国への制裁を決定したことを非難した。朝鮮中央通信が報じた。

EUは22日、外相理事会で、中国の新疆ウイグル自治区での人権侵害に関わったとして、自治区の当局者らに対する制裁を決定し、同日発動した。人権侵害をめぐっては、ロシアや北朝鮮、リビア、南スーダンの高官らも制裁の対象者に含まれた。

スポークスマンはこうした動きに対して、「われわれは、EUの『人権制裁』劇を紋切り型の対朝鮮敵視政策の一環として、わが国家の主権を侵害し、内政に干渉しようとする不純な政治的挑発として強く糾弾し、全面排撃する」と強調した。

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また、「EUの人権制裁制度なるものが真の人権改善とは何の縁もなく『価値観』を異にする国々を狙ったもう一つの不純な政治的道具にすぎない」と述べた。

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そのうえで、「EUがわれわれの度重なる警告を無視したまま、たわいない反朝鮮『人権』謀略騒動に引き続き執着していれば、想像外の悲惨な結果を免れないということを銘記する必要がある」と主張した。