韓国統一省は20日、昨年の1年間に韓国入りした脱北者は229人（女性１５７人、男性７２人）だったと明らかにした。2019年の1047人、2018年の1137人と比べ5分の1の水準に急減した。

北朝鮮は近年、国境の警備を厳格化しており、脱北者の数は減る傾向にあった。昨年はそれに加え、新型コロナウイルス流入防止のため国境が全面的に封鎖され、脱北ルートがいっそう狭まったと見られる。

また、多くの脱北者が韓国入りまでに経由する中国やタイ、ベトナムなどの第三国が厳しい移動制限を敷いたことも影響したと見られる。