金正恩氏から「生んでくれ」と迫られるほど避妊に走る北朝鮮女性たち

北朝鮮の金正恩党委員長は最高指導者となって以来、タワーマンションや豪華レジャー施設などハコモノ行政に余念がないが、その建設に投入される労働力の多くが、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士だ。

ところが最近、軍では兵士不足が深刻化しつつある。北朝鮮当局は既に、男性の10年の兵役を11年に延長し、徴兵の対象外だった女性にも7年の兵役を課す措置を取っているが、それでも足りない。

貧しくて買えない

兵士不足の理由はふたつある。ひとつは、食糧の横流しによって兵士が飢えに苦しみ、女性らは上官から「性上納」を強要される軍紀びん乱を知る親たちが、子供を軍隊に送るまいとあの手この手で悪戦苦闘しているためだ。

(参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

そしてもうひとつ、より根本的な理由として少子化がある。北朝鮮の少子化の原因は、慢性的な経済難だけでなく、その中で生じた人々の意識変化によるところが大きいとされる。