拷問と身代金ビジネスが横行…金正恩体制の「腐食」はここから始まる

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これによって逮捕される人も増加したが、ワイロを積んで釈放される人も少なくないとのことだ。ある男性は、脱北幇助の容疑で道の保衛局に逮捕された。どうやら、脱北に成功して5月に中国の瀋陽で逮捕され、北朝鮮に強制送還された20代女性が、この男性がブローカーであると無理やり証言させられたようだ。

保衛局は、容疑を否認した男性に拷問を加えた。北朝鮮の治安当局は、取り調べの過程ですさまじい拷問を加えることで知られている。ある女子大生は、ささいなことで過酷な拷問を加えられ、悲劇的な末路に追い込まれた。

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男性は拷問されただけでなく、無期懲役にすると脅された。そのうえで「カネを払えば釈放してやろう」と持ちかけられ、2万元(約33万6000円)を払わされたという。男性はワイロのおかげで1ヶ月で釈放された。