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北朝鮮北部で、伝染病の腸チフスの感染が拡大している。患者の急増で医薬品の値段が高騰していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。

両江道(リャンガンド)の情報筋によると、腸チフスは恵山(ヘサン)市渭淵洞(ウィヨンドン)で今月10日に最初の患者が確認された後、市内全域に急速に広がり、患者は数百人に達している。

病院の隔離施設はベッド数が足りないため、患者は自宅で隔離されている。渭淵防疫所では、飲み水は沸騰させた上で、酢を1、2滴垂らしてから飲むように広報している。また、市場や道端で調理済みの食べ物の販売を禁止したため、その日暮らしをしている人々は苦境に追い込まれている。