北朝鮮「指導者の肖像画」を守って死んだ人々にあり得ない仕打ち

前述した記事によると、チェさんは生前、工場内に掲げられた故金日成主席と故金正日総書記の肖像画の額縁を金属製から木製に変えることを提案した。額縁の材料に、湿気に強い高価なシナノキを使おうと熱く語る彼の姿にほだされた従業員たちは、遠く離れた慈江道(チャガンド)から材料を取り寄せることにした。かくして、工場内のすべての肖像画の額縁はすべてシナノキの額縁に収まった。

企業の業績や、従業員の福利厚生や安全管理には全く役に立たない肖像画に、多額の予算を注ぎ込むことが、北朝鮮では美談として扱われるのだ。ましてや命を投げ出して肖像画を守った人は、英雄として祭り上げられたりもする。

しかし実のところ、当局はそのようにして亡くなった人に何ら特別な配慮を行わないという。