性的搾取の「被害女性」をなぜか処罰する北朝鮮

北朝鮮人権白書を読む(5)

北朝鮮を脱出し、韓国入りした人(脱北者)の数は累計で3万人を超えているが、中国にはこれよりはるかに多くの脱北者が潜伏していると言われている。その数は一説に10万人を超えるとも言われる。

だが、韓国の政府系シンクタンク・統一研究院が発表した「北朝鮮人権白書2017」(以下、人権白書)によれば、中国に潜伏する脱北者の数は近年になって、大きく減少しているという。

主な理由は3つある。ひとつは、北朝鮮当局が国境の監視を強化していること。もうひとつは、北朝鮮国内で市場での商売が盛んになるなどして生活に余裕が出来、かつてほど「生き延びるための脱出」を試みる人が多くはなくなっているためだ。