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「制裁で貿易が行き詰まり外貨稼ぎのネタがないので、観光事業を再開しようとしているのだろう」(情報筋)

会寧日帰りツアーは以前も行われていた。延辺日報によると、以前のツアーは2014年5月27日にスタートし、初日には134人が参加した。費用は580元(約9480円)。龍井市政府と咸鏡北道観光局の合意に基づくものだ。

北朝鮮当局は「金正淑氏の故郷、地上の楽園の候補地」と宣伝する会寧の再整備事業を進め、中国人観光客向けにレストラン街を造成するなど受け入れ体制を整えたが、評判は芳しくなかったようだ。それ以降、現地の新聞は一切報じていないことから、人知れず中止になったものと思われる。

「3年前のツアーでは、金正淑氏の銅像と家を見て、レストランに直行した。観光地がないので酒でも飲ませて帰そうというのだろう。プロパガンダ施設しかないところに誰が行くのか」(情報筋)